2013年02月15日

グランテッドを当然と考える

take A for granted (Aを当然と思う)は、学校の授業で覚えさせられたフレーズです。

当時は「ふーん」という感じでスルーしてましたが、よく考えると、この granted って何者なんでしょう。

いろいろ調べてみましたが、はっきりとしたことは分からず。

grant は、「(真実であると)認める」という意味で、concedeacknowledge と同じです。

もともとは、この動詞から派生したのでしょうが、granted (確かに)という副詞もあります。

granted

文法的には、take A for being granted の being が省略された形と考えるのが、妥当なのかもしれません。


To take (something) for granted (1610s) is from the sense of "admitted, acknowledged."

「take (someting) for granted (1610年代)は、『(事実であると)認められた、広く認知された』という意味から来ている」

take for granted


時代とともに、「当然と考える」の意味になっていったようです。


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2013年02月06日

倒置は従属節で起きてるんじゃない!主節で起きてるんだ!

倒置文は、一見すると何がどうなってるのか分からない構造です。

否定語が文頭に来ると「倒置」になる、というのは英文法で有名な話。


Not since the Holocaust have we witnessed aggression targeted so directly at a civilian population.

「ユダヤ人虐殺以来、民間人を直接標的とした攻撃を見たことはない」

上は、アルクからの例文。

本来は、we haven't witnessed のはずが、not が文頭に置かれたために、have we witnessed と順番が変わってます。

この since は「〜以来」という前置詞なので、そんなに厄介ではないけど、since が「〜して以来」という接続詞の場合もあったりするので、どこまでが従属節で、どこから主節なのか見極めないといけません。


No one had seen Hans for a couple of days.
“Not since he did that brutal thing, you know,” he said.


誰も数日ハンスを見かけていなかった。
「ほら、あいつがあんな酷いことをして以来だよ」と彼は言った。


マーク・トゥエインの The Mysterious Stranger の一部ですが、これは台詞の主節が、まるっと省略されてます。
きちんと言えば、「〜以来、誰も彼を見ていない」。

倒置は、主節で起こるのです。


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2013年01月08日

across fromとacross

「向かいに」という語は across 1語で充分なような気もしますが、なぜか、

The store is across from the station.

「店は駅の向かいにある」

という言い方をよくします。

The store is across the station. としても意味は同じ。
アルクの英辞郎に、(米話)とあるところを見ると、across from は、アメリカ英語の口語表現でしょうか。


across〜from・・・ の形で、「〜を隔てて・・・の向かいに」です。

He lives across the street from Peggy's.

「彼は通りを隔ててペギーの向かいに住んでいる」


わざわざ「通りを隔てて」がなくても、「向かい」だけで位置関係は分かります。
the street まで言うと冗長な感じなので、短縮して across from になった・・・とか?

それなら、いっそのこと from もなくてもいいのに、と思わないでもないですが、across にはほかに「〜を横切って」「〜にわたって」という意味もあることだし、ビシッと「〜の向かいに」と言いたい時用に across from があると便利なのかもしれません。


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2012年12月22日

フロント3体

at the front of は、もちろん「〜の前で」という意味。
でもこれは、ちょっと戸惑ってしまう用例です。


I sat at the front of the theater.

「私は劇場の最前列に座った」


「劇場の前で」や「劇場の正面で」と訳すと、劇場の建物の前で座ったようにも聞こえますが。
実際は、I sat in the first row of the theater. と同じです。

ときどきこんなふうに、at the front of は、「〜の最前列に」「〜の最前線に」となります。


I parked at the front of the hotel.

「私はホテルの前に駐車した」

これは、普通に、「前に」や「正面に」でOKかと。


at the front of とよく比べられるのが、in the front of
文法上、at は狭い範囲、in は広い範囲、と区別されるものの、使い分けがヒジョーに微妙です。

in the front of も、at と同様、「最前列に」や「前に」の意味があるので、

I sat in the front of the theater.

とも言えます。

ただ、in the front of のほうが、「最前列でなくても、前の方に」と、やや幅があるような気がしないでもない(笑)。


ところで、もし「劇場の前で」と言いたければ、

I'll wait for you in front of the theater.

「劇場の前であなたを待ちます」

この場合は、the が付かない、in front of を使います。
in the front of と in front of は、違いが明白。

分かりやすい例を挙げれば、in the front of a store は「店頭で」、in front of the store は「店の手前で」。

こんな感じです。

front.jpg

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2012年12月16日

ウェルアウトとウェルアウトオブ

out と of は、よく out of (〜から)とセットで使われるので、out があれば、of も付けられることが多いんですが、すべてがそうとも限りません。


The water welled out.

「水が湧き出た」

動詞の well はレアなので、あんまりお目にかかることはないですね。
well out で、「湧き出る」「噴出する」。

「〜から湧き出す」なら well out of でいけそうなんですけど、well out の用例そのものが少ないため、確認できず。

Weblio には、well out of 「(液体が)〜からわき出る,噴出する」と載ってるものの、この辞書、時々ヘンな用例があったりするから(苦笑)。


from を使って、Tears welled from her eyes. (目から涙が溢れ出した)というのはありました。

ちなみに、Tears well in her eyes. や Tears welled up in her eyes. など、in でもよさそうな。

well


再度言いますと、動詞の well はまれです。
well ou of を辞書で引くと、まったく別の使い方のほうが見つかるんじゃないでしょうか。

We were well out of the city when the air-raid sirens went off.

「空襲警報が鳴ったとき、私たちは都市から離れていた」


well out of の形で、far outside something (〜から十分に離れて)の意味。
イギリス英語では、口語で「(不運・困難)から運良く免れて」といった使い方もできます。

You are well out of the conflict.

「幸運にもあなたはその争いを免れている」

この意味のときは、逆に of が必須って感じです。


イングリッシュパーラー
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