倒置は従属節で起きてるんじゃない!主節で起きてるんだ!

倒置文は、一見すると何がどうなってるのか分からない構造です。

否定語が文頭に来ると「倒置」になる、というのは英文法で有名な話。


Not since the Holocaust have we witnessed aggression targeted so directly at a civilian population.

「ユダヤ人虐殺以来、民間人を直接標的とした攻撃を見たことはない」

上は、アルクからの例文。

本来は、we haven't witnessed のはずが、not が文頭に置かれたために、have we witnessed と順番が変わってます。

この since は「~以来」という前置詞なので、そんなに厄介ではないけど、since が「~して以来」という接続詞の場合もあったりするので、どこまでが従属節で、どこから主節なのか見極めないといけません。


No one had seen Hans for a couple of days.
“Not since he did that brutal thing, you know,” he said.


誰も数日ハンスを見かけていなかった。
「ほら、あいつがあんな酷いことをして以来だよ」と彼は言った。


マーク・トゥエインの The Mysterious Stranger の一部ですが、これは台詞の主節が、まるっと省略されてます。
きちんと言えば、「~以来、誰も彼を見ていない」。

倒置は、主節で起こるのです。


イングリッシュパーラー


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